7月8日(金)〜24日(日)まで公開される今回の作品は葭村太一氏による展示だ。
彼はこれまでの歴史の中で人間たちが絶え間なく脈々と営みを繰り返し、その営みの結晶としての街や都市、我々の目の前に広がる景色の中に埋もれゆくものたち、すなわち、いつかのどこかの誰かが残していった痕跡を拾い上げて、彫刻というメディアによって再構築している。そういった葭村の営みによって生み出される作品は、時代と場所を超えて鑑賞者、痕跡を残した 者、その痕跡がある場所、それらにまつわるコミュニティーやカルチャーをつなげる装置となる。