『Gallery Shop Marco』にてグループ展”Mans’ Eye”が開催される。和田峻成氏、平尾未来氏、佐藤綋朗氏の三人からなる今回の展示は7月29日から8月21日の間行われる。
【STATEMENT】
最近,タクシーの中でタブレットの画面から流れてくる広告をよく目にする。
ある日,それが個室トイレの中にも出現した。
ついに個室トイレにも広告という経済価値が見出されたのだ。
トイレでぼーっとする時間にも広告で経済を促そう。そう言わんばかり。
個室トイレの時間は,ある意味1人の時間だった。
バイトで怒られてコソッと悔し涙を流したり,褒められてコソッと嬉しさを噛み締めたり。
そんな持て余すことの出来る余白ある空間が,個室トイレだった。
でもその余白は,広告によって経済価値へと変換された。
笑っても経済価値は生まないかもしれない。
だけど,それでいいじゃないか,それも笑えるんなら楽しいじゃないか。
「笑」は,原始時代でもきっと100年後の未来でも変わらない価値を持ち続ける。
楽しいだけじゃいけない,それもそうだ。
でも,そんな楽しいだけじゃいけないなんて野暮なことは言わずに
全力で笑って楽しめばいいじゃないか。
そんな気がして今回の展覧会では,全力で笑える,
そんな目線に触れられる作家たちに展覧会を作ってもらった。